2012 学校体育研究同志会中間研究集会のご案内
運動文化をグループ学習で学ぶ
3.11以降、“絆”や“共同性”等、社会性に関わる資質の形成が学校教育、そして体育授業でも最重要課題として意識されています。そこには、「行動規律訓練」と「情緒的な一体感」の強調といった、新自由主義的「競争原理」と、地域復興に関わる「共同原理」の奇妙な同居が見て取れます。体育同志会は、社会性に関しても、文化を中心に据えそこでの協同的な学びを大切にしてきました。新自由主義的な文化を隠蔽した道徳が強調されるなか、今一度、「グループ学習」の目的―内容―方法の内実を再点検し、その意義と課題を明確にするために、今回の研究会を企画しました。ぜひ、ご参加ください。
《日時》 2012年5月12日(土)~13日(日)13時開会(12時30分受付)
《場所》 豊田産業文化センター
愛知県豊田市小坂本町1-25 ℡0565-33-1531 (豊田市駅、新豊田駅から徒歩5分)
《日 程》
・12日(土)
13:00 基調報告 「体育における『社会性』育成について」 中瀬古 哲(研究局・県立広島大学)
13:30 講演① 「今、学びの中で、どのような子ども集団づくりを構想するか」
―自由主義政策下の学校における『グループ学習』―
船越 勝(ふなごし・まさる)(和歌山大学)
船越氏は、1990年代を新自由主義政策によって公共性が徹底的な崩壊されたととらえる立場から、それを克服するための方法として「共同グループ」を育てること(集団づくり)の重要性を指摘しています。氏の、「集団づくりの理論と方法」を学ぶことは、体育同志会が開発してきた異質協同のグループ学習を相対化するための必須の学習であると考えます。
15:00 【休憩】 全体 質疑・討議
16:30 「ながくて大会成功に向けて」◇分科会世話人・支部代表者はぜひご参加ください。
・13日(日)
9:00 講演②「21世紀型生活体育と『グループ学習』の課題」
黒川哲也(くろかわ・てつや)(宮城教育大学)
10:00 質疑・応答【休憩】
10:30 全体討論会
11:50 「2011ながくて大会に向けてのアピール」 12:00終了
《宿泊》
名鉄トヨタホテル(豊田市駅より徒歩1分)1泊朝食 8400円の予定
《参加費用》
一般3000円、学生1000円、一日参加2000円(講師料、会場費、資料代など)
《申し込み・お問い合わせ先》
〒480-1198 長久手市茨ヶ廻間1522-3
愛知県立大学教育福祉学部 丸山 真司
TEL:0561-76-8731 FAX:0561-64-1107 E-mail:maruyama@ews.aichi-pu.ac.jp
*氏名・住所・連絡先・宿泊希望などを明記して、4月20日までにお申し込み下さい